- こたい
- I
こたい【個体】(1)〔哲〕 それ自身の性質や規定をもって, 他とは区別される単一固有の独自の存在。 普遍(類や種)と対立する。 個物。 個人。(2)〔生物〕 一つの独立した生物体。 通常, 細分することのできない一つの体をもち, 生殖・運動などの生命現象を営むことのできる構造と機能をもつ。→ 群体IIこたい【古体】※一※ (名)(1)昔の様式。 古いやり方。(2)中国の古典詩で, 平仄や句数に制約のない, 唐代以前から存した詩体。 絶句や律詩などの今体詩に対応するもので, 古詩や楽府(ガフ)などがこれに属する。 古体詩。⇔ 近体※二※ (形動ナリ)(1)古めかしいさま。 昔風。
「~なる御文書なれど, いたしや/源氏(行幸)」
(2)年寄りじみているさま。「~にうちしはぶきつつ/源氏(薄雲)」
〔平安時代の仮名書きの作品には濁音表記がないため, 「古代」とする説もある〕IIIこたい【古態・故態】元の姿。 昔のままの姿。IV「~に復す」
こたい【固体】物質の三態の一。 定まった形と体積をもつもの。 構造上は, 原子・分子の配列が規則正しい結晶と, ガラスのように規則性のない無定形固体とに分けられる。→ 液体→ 気体
Japanese explanatory dictionaries. 2013.